リモートワークは時期尚早? 健康経営マンガ:ねぎま産業(株)第5回


もうすぐ年度末だし、今年度の実績になる「働き方改革のイイ感じの施策」がなにか欲しい!

そんな思いがあふれる、会社があった。ーーその会社の名は、ねぎま産業株式会社。

今回のテーマは、急遽はじめた「リモートワーク」。

働くトリたちは果たして、この新しい施策に対応することができるのか。


第5回 弊社、リモートはじめたってよ


  

最近リモートワークをはじめた、ねぎま産業株式会社。しかし、前途は多難ですね…。

あ、こんにちは。サンポナビ編集部です。突然ですが、よろしくお願いします。


よろしくお願いします。部下のニワトリです。

ほんとに、リモートワーク中は気が休まりません。ちょっと連絡が遅れると、上司ペンギンからは

「さっきチャット送ったけど、なんで返事ないの?

「さっき送ったメールの返事は?ってメッセージが来て、正直つらいです。勘弁してください。



はい。私が上司ペンギンです。

すまない…。どうしても、目の前にいないとサボってるんじゃないか?!って不安になるんだ。

どこかで、他の奴と楽しく話したりしてるんじゃないかと思うと…。



「既読になってるのに、なんで返信してくれないの?!」って言ってくる彼女みたいですね。


あれ?お前、彼女いたっけ?


いないですよ。例えですよ、た・と・え。どうせ仕事が恋人ですよ。言わせないでください。


悪かった。セクハラじゃないからな!


またコンプライアンス気にしてるな…。


うーん…この状況だと、上司・部下双方にストレスがたまりそうですね。

上司からすると「見えないところでサボってるんじゃないか?」と不安になる気持ちもわからないでもないですが、こんな完全監視体制では、出せる成果も出せなくなりそう。

これまでの仕事の仕方、コミュニケーションの仕方の見直しも必要そうですね。


そうですね。このままだとストレスで毛が抜けて、鳥肌のブツブツが見えてきてしまいそうです。


リモートワークが他の企業でもうまく導入できているのか、気になるな。

どうやって部下を監視しているのか、ぜひ成功事例を知りたい。


だからっ…!監視しようという姿勢がそもそも残念だと気づいてください。


今日の人事労務キーワード:リモートワーク

リモートワークとは

リモートワーク(リモート勤務)は、会社のオフィスに出社せず、遠隔で働く勤務形態のことです。自宅で働く場合は「在宅勤務」、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用して、場所や時間にとらわれずに働く場合は「テレワーク」と呼ばれたりします。

総務省が発行した「情報通信白書」によると、企業側のテレワーク制度の導入率は10%前後で推移していて、近年上昇傾向にあります。


「意外と導入企業は少ないんだな。やはり我が社は先進的だな。」


導入のメリットと課題

テレワークの導入に対して課題を感じている企業は少なくありません。

導入するにあたっては、人事評価や労務管理などの制度の変更、リモートアクセスなどを可能にするICT環境の整備などが必要になります。

また、情報セキュリティの確保適正な労務管理社員同士のコミュニケーションなども課題と感じている企業が多いという結果が出ています。


一方で、テレワークは、社員が自由な働き方を選択できるようになるなどのメリットがあり、企業にとっても従業員の雇用の確保などへのメリットがあります。

ポジティブなデータとしては、テレワーク導入済みの企業のうち、労働生産性向上を目的としてテレワークを導入した企業はおよそ6割でその内およそ8割以上の企業がテレワーク導入により目的とする効果を得たと回答している、という結果あります。


「労務管理、コミュニケーションが課題。まさに弊社…。」


テレワーク・デイ

ちなみに、2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日は「テレワーク・デイと定められ、企業・団体・官公庁にテレワークを一斉に活用するよう呼びかける運動が、2017年から2020年まで毎年実施されます。今年の7月24日は、御社でもテレワークしてみませんか?


参考:平成29年版情報通信白書(総務省)

(by サンポナビ編集部)

マンガ作者プロフィール:とりのささみ。

イラストレーター、デザイナー。

地方から上京しブラック企業に入社、転職に失敗して仕方なくフリーランスをやっている内になんだか楽しくなり、今に至る。ブラックジョークをオブラートに包むイラストが得意。

とりのささみ。 (@torinosashimi) | Twitter  


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▼この記事は「健康経営マンガ:ねぎま産業(株)」の第5回です。

第4回「パワーハラスメントは許さない!」

第6回「イケてる福利厚生って?」


▼これまでのシリーズはこちら
健康経営マンガ:ねぎま産業(株)


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とりのささみ

とりのささみ

マンガ作者プロフィール:とりのささみ。 イラストレーター、デザイナー。地方から上京しブラック企業に入社、転職に失敗して仕方なくフリーランスをやっている内になんだか楽しくなり、今に至る。ブラックジョークをオブラートに包むイラストが得意。とりのささみ。 (@torinosashimi) | Twitter  

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