テーマを変えるだけじゃダメ?衛生委員会のマンネリ化を防ぐ5つの方法

毎月の行事として行われる衛生委員会(安全衛生委員会)がマンネリ化してしまって「なんとなく始まってなんとなく終わっている…」ということはありませんか?

衛生委員会の開催は法的に定められており、企業が職場環境などを見直す大切なイベントですが、残念ながら有効活用されていないこともあるようです。

衛生委員会のマンネリ化を防ぐ5つの方法について解説します。

目次[非表示]

  1. 1.まずは参加する委員が労働衛生・産業保健について興味を持とう
  2. 2.衛生委員会のマンネリ化を防ぐ5つの方法
    1. 2.1.解決策①:労働衛生や産業保健をテキスト・雑誌から学ぶ
      1. 2.1.1.・『産業保健21』(刊行:(独)労働者健康安全機構)
      2. 2.1.2.・『労働衛生のしおり』(刊行:中央労働災害防止協会)
    2. 2.2.解決策②:産業保健総合支援センター主催の研修会に参加する
    3. 2.3.解決策③:企業主催の健康経営セミナーに参加する
    4. 2.4.解決策④:衛生委員会の議題(テーマ)を出す担当者を当番制にする
    5. 2.5.ポイント⑤:衛生委員会で議論した結果を職場にフィードバックする

まずは参加する委員が労働衛生・産業保健について興味を持とう

衛生委員会に参加する委員が労働衛生や産業保健といった分野について詳しくないことから、発言を控えてしまうこともあるでしょう。そして気が付くと、いつも同じ人ばかりが発言しているような状態になっていませんか?

改善策について産業医に相談することが大切ですが、衛生委員会のマンネリ化を防ぐ第一歩は、参加する委員の各個人が労働衛生について興味を持ち“産業保健活動の意義”や“職場環境改善の大切さ”をよく知ることです。

有効的な方法として、テキスト・雑誌などから知識を得ることや、研修会に参加することが挙げられます。

また、衛生委員会で議論したことをそのままにせず、職場にフィードバックしましょう。

そのためには、的確に議事録を作成し、議題の内容や解決に向けた方針といった情報を社内で共有します。そうすることで、健康・安全意識の向上に期待ができます。

衛生委員会を活性化するためのポイントを見ていきましょう。

衛生委員会のマンネリ化を防ぐ5つの方法

解決策①:労働衛生や産業保健をテキスト・雑誌から学ぶ

テキストを使用して学習する際は、厚生労働省や行政の外郭団体などが発行している刊行物がおすすめです。

掲載内容の信頼性が高く、無料で配布・WEB公開されているものも多数あるため、テキストから情報収集することは有効です。

・『産業保健21』(刊行:(独)労働者健康安全機構)

厚生労働省の外郭団体である(独)労働者健康安全機構が季刊発行している無料の雑誌です。専門家による解説記事から企業事例まで、バリエーション豊かな産業保健の情報がキャッチでき、課題発見のヒントがたくさん詰まっています。

事業場の地域にある産業保健総合支援センターで無料の定期購読申込みができるだけなく、WEB上では最新号とバックナンバーが公開されています。

※『産業保健21』の詳細はこちらから(労働者健康安全機構のHPにリンクします)

・『労働衛生のしおり』(刊行:中央労働災害防止協会)

毎年改訂されている本で、労働衛生の最新情報が網羅的に掲載されています。労働に関する行政の動向や、労災の発生状況などがわかるため、自社の業態が注意すべき疾病・事故などが確認できます。

※『労働衛生のしおり』の詳細はこちらから(中央労働災害防止協会のHPにリンクします)

解決策②:産業保健総合支援センター主催の研修会に参加する

全国各地にある産業保健総合支援センターでは、企業の人事労務担当者に向けた研修会を定期的に開催しています。

研修のテーマは労務管理やメンタルヘルス対策、法制度の解説など多岐にわたっており、それぞれの専門家が講師を務めています。

事前の申し込みが必要で、基本的に受講料はすべて無料ですので、人気の研修会ではキャンセル待ちになることもしばしば。

また、研修会によってはグループディスカッションなどの時間が設けられていることもあるので、他社での活動内容や問題意識を知る機会にもなるでしょう。

解決策③:企業主催の健康経営セミナーに参加する

健康経営の重要性が注目されている昨今では、企業が産業保健をテーマにしたセミナーも数多くありますので、そうしたセミナーに参加してみることも効果的です。

例えば、産業保健サービスを提供している㈱エムステージでは、2019年11月27日に「令和時代の産業保健と健康経営」というセミナーを参加費無料で開催します。

東芝や日本IBM、ユニクロで専属産業医を経験した浜口伝博氏をはじめ、労働衛生のスペシャリストが登壇するため、経営者や人事労務担当者にとってとても興味深い内容となっています。

※セミナーの詳細や参加のお申込みはこちら(株式会社エムステージのセミナー情報ページにリンクします)

解決策④:衛生委員会の議題(テーマ)を出す担当者を当番制にする

衛生委員会で取り上げる議題(テーマ)はどなたが提案していますか?

衛生委員会を有意義なものにするためには、職場で抱えている悩みや問題の解決に向けた“議論の場”にすることです。

「誰かが話してくれてるからいいや」という気持ちで衛生委員会に臨むべきではありません。その一方で、発言の場が与えられていないために意見が出てこないということも考えられます。

解決策の一つとしては、毎回テーマを上げる担当者を当番制にすることです。労働者側と使用者側が持ち回りでテーマを選出し議論することで、事前の情報収集による委員の知識力アップや当事者としての意識向上が期待できます。

ポイント⑤:衛生委員会で議論した結果を職場にフィードバックする

衛生委員会のやりっぱなしは非常にもったいないことです。

衛生委員会が終わった後には、議論した内容と改善策を職場・各部署へフィードバックし、改善に向けて取り組むことが大切です。

衛生委員会の議題をそれぞれの部署でもしっかり共有することで、従業員の健康意識・安全意識の向上が見込めます。また、従業員から意見も上がって来やすい職場環境の形成にも期待できます。

そのためには、衛生委員会でディスカッションした内容を的確にまとめておくことも必要ですので、議事録のフォーマットを用意しておくと良いでしょう。

また、産業保健師を導入して部署との連携を強化することも有効的です。

※衛生委員会議事録フォーマットのダウンロードはこちら(株式会社エムステージのページにリンクします)


いかがでしたでしょうか。

衛生委員会は月に1回行われる大切なイベントです。

重要なのは、使用者・労働者がともに“当事者としての意識”を持って衛生委員会に参加すること。

衛生委員会の場を最大限に有効活用して、産業医と連携し、職場の環境改善に取り組みましょう。



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