〈企業事例〉産業医との活動で、社員のヘルスリテラシーを向上

オンライン取材:サンポナビ編集部

ナッツやドライフルーツ等の輸入・加工・販売を行う株式会社デルタインターナショナルが、産業医の選任を機に健康管理体制を強化。

求めていた産業医や今後の産業保健活動についてインタビューしました。


社員が健康的に働ける職場を目指して


人事総務課 三枝様

■はじめに、貴社の事業内容や概要について教えてください。

当社はナッツやドライフルーツ等を海外から輸入し、日本国内に販売している企業です。

コストコやドラッグストア等で販売されている「ロカボナッツ」をご存知の方も多いと思います。

健康に関する食品を取り扱う仕事柄、食生活や生活習慣に気を付けている社員も多く、健康診断の受診率も100%です。

当社で働く社員は、支社含めおよそ60名で、男女比は5:5程度。20代の若い社員とベテラン層が多いため、平均年齢は30歳代になります。

職場の雰囲気は暖かい感じで、社員同士がお互いを「ちゃん付け」で呼び合うこともあるくらいです(笑)。


■コロナ禍、働き方にはどのような変化がありましたか。また、取り組んだ感染症対策についてもお聞かせください。

働き方の変化としては、新型コロナウイルスの流行に伴い、社員にはノートパソコンを支給し、可能な限りリモートワークを行なってもらうようにしました。

また、流行の兆しがあった2020年の前半には、産業医の先生より「感染症対策」について衛生講話を行なってもらい、新型コロナに関する“正しい知識”を職場で共有することができました。

この衛生講話について、当社では全社員がオンラインで参加可能になっています。

衛生委員会は委員のメンバーのみ参加するケースが一般的なようですが、社員全員でヘルスリテラシーを向上してもらいたいとう想いから、気軽に参加できるようにしました。

社員自身が興味を持っている講話を中心に、今では多くの人が参加しています。


産業医と連携し、メンタルヘルス対策をさらに強化したい

衛生委員会の様子。感染症対策にも力を入れています。

■その他、産業保健や健康管理に関して課題に感じていたことはあったのでしょうか。

課題と言いますか、やはり20代の若い社員や営業職が多いので、メンタルヘルス対策にはさらに力を入れたいと考えていました。

また、これは内部的なものですが、産業医を選任した2019年の当時、社員が50名以下だったこともあり、社内には産業保健活動の経験者がいませんでした。

ですので、産業医選任を機に、衛生委員会の立ち上げや産業医との活動計画の設計など、エムステージ担当者の方にサポートしてもらえたのは助かりました。

現在は私を含め、人事総務課が中心となって産業保健の活動を進めており、全体的に体制を強化していくことができました。


■メンタルヘルス対策の取組みについて教えてください。

産業医を選任する以前は、社内に産業保健の経験者がいなかったことから、メンタルヘルス対策は手探りで進めていたところもあります。

例えば「休職者が出た場合にはどのような対応をすればいいのか」といった不安がありましたので、産業医の先生に介入してもらえたことは、とても心強いと感じています。

産業医の先生に来ていただくようになってからは、メンタルヘルス対策に関する各種の相談にも対応していただけていますし、不調を未然に防ぐためのアドバイスももらっています。

そして、2021年には当社として初めてストレスチェックも行いましたので、職場改善に向けて結果を有効活用したいと考えています。


求めていたのは、誰もが相談しやすい産業医


■産業医を選任する際、こだわったポイントはありますか。

もとより、メンタルヘルス対策を強化したいという考えがあったので、精神科が専門の産業医を希望していました。

そして、女性特有の悩みでも相談しやすいよう、女性の産業医を選任したいという想いがありました。

選任した女性医師の産業医は話しやすいお人柄ですし、理路整然としていますので、社員たちからの信頼も厚いと感じています。

また、選任の際はエムステージの産業医紹介サービスを利用したのですが、選任後も産業保健活動をサポート体制があったことが決め手になりました。

例えば、専任の産業保健コーディネーターが各種の活動をサポートしてくれますし、Мconnectでは豊富な衛生講話の資料がダウンロードできますので、とても助かっています。


■最後に、産業保健活動に関する今後の意気込みをお願いします。

当社はナッツやドライフルーツ等の食品を取り扱う企業ですので、働くうちに食事や健康に関する意識やリテラシーが自然に向上できる環境にあります。

しかし、昨今では新型コロナウイルスの流行もあり、当社でも働き方に大きな変化が訪れました。

ですので、こんな時だからこそメンタルヘルス不調の対策・予防にはさらに力を入れていきたいと考えています。

今後も産業医の先生と協力し「なんでも相談できる職場」を目指し、これまで以上にヘルスリテラシーを向上させていきたいですね。

サンポナビ編集部

サンポナビ編集部

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◇メンタルヘルス対策の強化方法5選◇

強化①産業医の対応時間増加

メンタル不調者が増加した結果、産業保健業務が多すぎて産業医の対応時間が不足している状況ではありませんか?その場合、産業医の対応時間を増やすことで状況改善が可能です。2か月に1回なら毎月の対応に/60分の対応なら120分の対応に、月額費用を勘案して産業医の活動時間増加を検討してはいかがでしょうか?

▶産業医の対応時間増加を検討する

強化②産業保健師の選任

産業保健師が社内にいることで、幅広く産業保健活動を実施可能です。保健指導やメンタル予防の面談実施、健康診断に関する相談サポート/医療に関する気軽な相談窓口、社員の休職・復職対等です。産業医との同時活用で、充実の産業保健体制の構築が可能になります!

▶産業保健師の選任を検討する

強化③メンタルヘルス研修の実施

セルフケア研修の実施で、ストレスへの対処方法/怒りのコントロール方法/仕事へのモチベーションを高める方法等が学習できます。また、ラインケア研修で、ハラスメントの基礎知識や対応方法/アンガーマネジメント/職場環境の改善活動等を学べます。専門家による質の高い研修で、問題を予防しましょう!

▶メンタルヘルス研修の実施を検討する

強化④外部相談窓口の設置

外部に相談窓口を設置することで、心身の不調に関する悩みを社内の人に知られることなく専門家に相談する体制を構築できます。臨床心理士によるメンタルヘルスカウンセリングやハラスメント相談等の窓口設置で、メンタル不調の防止や突然の休職/離職に至る前にカバーすることが可能になります!

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強化⑤ストレスチェック結果活用

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