【企業事例】2017年に健康経営を宣言「DAIDO-ココ・カラ」と称して積極的に推進する大同生命の健康経営の取組み

経済産業省の運営する「健康経営優良法人」の認定を受けることは、企業にとって大きなメリットがあり、注目が高まっています。

大同生命保険株式会社では、自社独自の健康経営プログラム「KENCO SUPPORT PROGRAM」を運用し「健康経営優良法人認定 ホワイト500」の認定を取得。

健康経営への先進的な取組について、同社の活動を推進する人事総務部の増岡博史さんにお話を伺いました。


健康経営「DAIDO-ココ・カラ」の概要とは

広岡浅子氏の像と人事総務部の増岡博史さん

〈大同生命保険株式会社〉

大同生命は1902年(明治35年)、「加島屋」が主体となって、朝日生命(現在の朝日生命とは別会社)、護国生命、北海生命の3社が合併して創業。1960年代から他社に先駆けて中小企業市場に特化した独自のビジネスモデルを構築し、中小企業を取り巻く環境変化をふまえた商品・サービスの提供を続け、中小企業の発展に貢献しています。


――最初に、現在ご担当されている業務について教えていただけますか

大同生命保険株式会社 人事総務部 部長の増岡博史と申します。

当社において「健康経営の推進」や産業保健を含む「健康管理業務」を担当しており、大同生命健康保険組合の常務理事も兼務しています。


――NHKの連続テレビ小説にもなりましたよね

当社の創業者のひとりである広岡浅子が2015年のNHKの連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインのモデルとなりました。

私も毎日録画して見ていましたが、おかげさまで大変好評で当社の知名度もぐっと高まりました。

このビル(大阪本社)の2階に「加島屋と広岡浅子の特別開示」を開催していましたが、ドラマが大きな話題となり、多くのファンにご来場いただきました。

現在も来場者が途切れず、会期を延長していますので、今日はぜひご覧になってお帰りください。


――ありがとうございます(笑)。ビルで見かけた従業員の方々はカジュアルな服装でしたが、大同生命では服装を自由とされているのですか?

そうです。実は、組織風土改革の一環として、2019年11月から服装を自由化(D-カジュアル)しました。

「新しいアイデアの発想」「自主性・主体性の発揮」「社内のコミュニケーションの活性化」を実現しやすい職場づくりを目指したものです。

「服装をきっかけに会話が増えた」「職場の雰囲気が柔らかくなった」などの声もあり、3か月が経過して浸透しつつあると思っています。


――経済産業省の「健康経営優良法人 ホワイト500」に認定されていますが「健康経営への取組み」についてお聞かせいただけますか

当社では2017年1月から、従業員一人ひとりが心身ともに健康であることが企業の成長にとって大切と考え、健康経営に関する取組みを「DAIDO-ココ・カラ」と称し「健康リスクの把握・管理」「健康保持・増進」「労働時間の縮減」を三つの柱としてさまざまな取組みを実施してきました。

【大同生命の健康経営に関する主な取組み(2017年1月の宣言内容)】


健康経営の「三つの柱」の具体的な内容とは

――1つ目の柱「健康リスクの把握・管理」の点では、どのような取組みをされていますか

なんといっても「定期健診」がベースとなります。

定期健診の結果、「要精密検査」などとされた者へは二次健診を受診するよう指導したり、定期健診と合わせて行なう特定健診に基づいて「特定保健指導」を受けるよう指導したりしています。

また、それらの結果によっては産業医の意見も聞いた上で就業制限の要否を検討する「事後措置」も行なっています。

このように「健康リスクの把握・管理」は定期健診が最も基本となる取組みであり、受診率100%を維持しているほか、「KENCO SUPPORT PROGRAM(以下、「KSP」と記載)」というソフトを導入し、従業員に対して自身の過去の定期健診の結果をいつでも確認できる環境を整備しています。


――メンタルヘルス面の取組みについてはいかがでしょうか

管理監督者が組織の所属員のメンタルヘルス不調を把握し、組織としてメンタル不調者の個別の指導・相談や職場環境改善を行なう「ラインケア」が重要であると考えています。

そこで、管理職全員が「メンタルヘルス・マネジメント検定(大阪商工会議所主催)」を取得することとしています。

これにより、職場で上司が部下のストレスに早めに気づき、メンタル不調を未然に防止することや、メンタル不調が見られた場合でも安全配慮義務に則った適切な対応を可能とする土台づくりを行なったわけです。

現在では、管理職の95%以上が「メンタルヘルス・マネジメント検定」を取得しています。


――柱の2つ目「健康保持・増進」の点では具体的にどのようなことに取り組んでいるのですか

先ほど従業員に対して過去の定期健診結果を「KSP」によりいつでも確認できる環境を整備しているとご紹介しましたが、このプログラムは「血管年齢」や糖尿病・脳卒中などの罹患リスクの度合いを知ることができるほか、ウェアラブル端末などを使用して得た歩数、体重、エネルギー消費量、睡眠状態などを連携させて、日々の健康増進の取組みに役立てることもできます。

ウェアラブル端末は購入費用を補助していることもあり、多くの従業員が身に着けています。

また、年に3回程度、1か月ほどの期間「ウォーキングキャンペーン」を開催し、従業員のヘルスリテラシーの向上に努めていますが、「KSP」には「ポイント付与」の仕組みがあり、この「ウォーキングキャンペーン」のインセンティブにもしています。


――3つめの柱「労働時間の縮減」にはどのようなものがあるのでしょうか

かなり以前からパソコンの”強制シャットダウン”を実施していますが、その時間も順次早めており、現在では19時としています。

この他、可能な限り16時、遅くとも17時に退社する「ゆう活」や、「在宅勤務制度」、テレワークのさらなる促進に向けた「サテライト・オフィス」の設置など、さまざまな取組みを行なっています。

また、年5日の有給休暇の取得が義務化された労働基準法の改正に対応し、新たに「四半期計画年休」を設けるなど休暇を取得しやすい環境を作っています。


「産業保健体制」を一層強固にするために…「産業医への社外医師の導入」

――産業医の選任はエムステージの紹介サービスを利用されていますね

生命保険会社である当社には、生命保険ご加入時の診査を担う「社医」と呼ばれる医師がいますので、原則として、社医が産業医資格を取得し、各拠点の産業医となる体制としていますが、例えば福岡支社に駐在する社医が沖縄支社の産業医も担当するなど、勤務地から遠方の拠点を担当するケースがありました。

近年、過重労働による健康障害の防止やメンタルヘルス対策等の重要性が増す中で産業医に求められる役割が大きくなり、対応すべき業務が増加しています。定期健診の結果に応じて行なう「事後措置」や、メンタル不調な方への健康相談などは、随時迅速に対応することが重要であり、そのためには産業医が職場の近くにいる必要があります。

このような背景を踏まえて、全国の拠点のうち21拠点で「産業医の紹介」で定評のあるエムステージさんにお世話になることにしました。


――産業医を選任する際にこだわった部分はありましたか

産業医は当社の大切な従業員と向き合っていただくことになりますので「人柄」と「コミュニケーション能力」が重要だと考えました。

そこで、エムステージさんから紹介された医師には支社長に必ず面談するよう義務付けました。

おかげさまで「いい産業医に来てもらった」という声も届いています。


「大切なのはPDCAサイクルを確立していくこと」…今後の展望

――健康経営について、今後はどのように取り組んでいくことが大切とお考えでしょうか

健康経営を宣言(「ココ・カラ宣言」)してから3年が経過し、この間、さまざまな施策を実施してきました。

今後は、健康経営の「PDCAサイクル」を確立していくことが重要だと考えています。

「健康経営優良法人 ホワイト500」の認定を継続していくことはもちろん、実施してきた施策を評価して、課題発見、よりよい施策の実施へとつなげていく必要があるとともに、施策一つひとつの評価だけでなく、当社の健康経営の全体像や方向感に問題がないか常にチェックしながら推進していくつもりです。


最後になりますが、当社は中小企業をお守りすることを使命としており、健康経営の推進ツールである「KSP」は、お客さまである中小企業にも導入をお勧めしています。

つまり、お客さまにも胸を張れるような健康経営を実践できていなければなりません。

健康経営にゴールは無いため、今後も進化し続けていきたいと思っています。

〈プロフィール〉

増岡博史(ますおか・ひろふみ)

1987年入社。広島県、三重県で営業担当、その後、大阪本社、東京本社にて契約管理部門・営業企画部門などを経て現職。妻と娘の三人家族。週2回程度スポーツジムに通うなど、自らの健康増進にも熱心。

▼関連リンク▼

・大同生命保険株式会社ホームページ

・KENCO SUPPORT PROGRAMの詳細ページ


\導入数1,700件超!/エムステージの産業保健サービス

◇産業医紹介/選任後サポートはエムステージにお任せください【従業員50人以上の事業所必須】 ◇

サービス料金 初期費用0円&月額3万円~【業界最安値水準】

2か月に1回・60分の業務頻度で月額3万円のプランからご検討可能です。実際の月額費用は、業務時間・業務頻度・候補産業医の経験・対象事業場所在地等により変動します。貴社にマッチするプランを各種ご提案可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

産業医紹介で終わらない 業界最高水準のサポート体制/専任カスタマーサポート

専任カスタマーサポートによる実務相談、衛生委員会の運営支援、業務内容の事前調整や日程調整、様々な資料やフォーマットの提供、産業保健業務管理クラウドの提供等、産業医の紹介後も充実のサポートでご担当者の業務負担を大幅に軽減いたします。

サービス導入実績 全国700企業・1,700事業所以上/大手から中小企業まで

従業員数1,000人以上の大手企業から、50人未満の中小企業まで幅広くご活用いただいています。登録産業医10,000名以上&全国7拠点のネットワークで、日本全国で産業医をご紹介可能です。また、100事業所以上の産業医を同時選任した実績もございます。

関連記事


〈株式会社GREEN RIBBON〉若い社員が「一人前」になれるよう、会社で健康を支援したい

人材サービスを全国展開する株式会社GREEN RIBBON。若き社員が多い同社では、教育を通じたメンタルヘルス不調対策をはじめ、産業保健活動に注力しています。産業保健に関する活動内容と、今後のビジョンについてインタビューしました。

〈企業事例〉産業保健活動の充実化で「横浜健康経営認証」の認定を取得

神奈川県横浜市で環境保全事業を展開する横浜環境保全株式会社が、エムステージの産業医紹介サービスを活用し、産業保健活動を進めています。同社の取り組む健康経営についてお話しをお聞きしました。

〈株式会社清和ビジネス〉WELL認証の取得、産業医・産業保健師の活用、従業員の健康意識を向上

オフィス空間の構築を提供する株式会社清和ビジネスが、エムステージの産業医・産業保健師紹介サービスを活用し、産業保健活動を推進しています。同社の活動についてインタビューしました。

◇メンタルヘルス対策の強化方法5選◇

強化①産業医の対応時間増加

メンタル不調者が増加した結果、産業保健業務が多すぎて産業医の対応時間が不足している状況ではありませんか?その場合、産業医の対応時間を増やすことで状況改善が可能です。2か月に1回なら毎月の対応に/60分の対応なら120分の対応に、月額費用を勘案して産業医の活動時間増加を検討してはいかがでしょうか?

▶産業医の対応時間増加を検討する

強化②産業保健師の選任

産業保健師が社内にいることで、幅広く産業保健活動を実施可能です。保健指導やメンタル予防の面談実施、健康診断に関する相談サポート/医療に関する気軽な相談窓口、社員の休職・復職対等です。産業医との同時活用で、充実の産業保健体制の構築が可能になります!

▶産業保健師の選任を検討する

強化③メンタルヘルス研修の実施

セルフケア研修の実施で、ストレスへの対処方法/怒りのコントロール方法/仕事へのモチベーションを高める方法等が学習できます。また、ラインケア研修で、ハラスメントの基礎知識や対応方法/アンガーマネジメント/職場環境の改善活動等を学べます。専門家による質の高い研修で、問題を予防しましょう!

▶メンタルヘルス研修の実施を検討する

強化④外部相談窓口の設置

外部に相談窓口を設置することで、心身の不調に関する悩みを社内の人に知られることなく専門家に相談する体制を構築できます。臨床心理士によるメンタルヘルスカウンセリングやハラスメント相談等の窓口設置で、メンタル不調の防止や突然の休職/離職に至る前にカバーすることが可能になります!

▶外部相談窓口の設置を検討する

強化⑤ストレスチェック結果活用

ストレスチェックは実施だけで終了していませんか?集団分析/コーピング/ストレスマネジメント可能なストレスチェックに変更することで、結果を活用してストレス反応を改善することが可能です。高品質なストレスチェックへの切り替えして、問題解決を図ってはいかがでしょうか?

▶結果活用できるストレスチェックを検討する
「メンタルヘルス対策のどれが自社に最適かわからない」「オススメの産業保健サービスを提案してほしい」「イチから産業保健体制を構築しなおしたい」等、メンタルヘルス対策の強化でお困りの際は、お気軽にエムステージにご相談ください!

\\導入企業700社・事業所1,700以上の導入実績!大手から中小企業まで幅広くご活用//

◆TOP5◆

いま最も読まれている記事



○産業医オススメ記事

○産業保健おすすめサービス


◆TOP5◆

ダウンロード数の多い資料



○衛生委員会オススメ記事


○法令対応サービスをご提供


「メンタル不調の社員が増加している」「産業保健業務が多すぎて、産業医の対応時間内に収まらない」という悩みはございませんか?
そんなときは「産業保健師の選任」がオススメです!産業保健師が社内にいると、保健指導や健康相談、健診前後サポート、フォロー面談等が実現可能です。\産業医との同時活用で、充実の産業保健体制に!/

▶産業保健師の紹介/選任サービス


〒141-6005 東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower5F

☎03-6697-1660
(9:00~18:00 土日祝を除く)