〈関西図書印刷株式会社〉50名未満の工場でも産業医を選任し、全社的な産業保健活動を推進

全国紙の新聞を印刷する関西図書印刷株式会社。

同社が推進する産業保健活動や、産業医との連携についてインタビューさせていただきました。


産業医との接点をつくり、従業員の健康意識を向上させたい

お話を伺った管理部の渡邉様(右)と小山様


はじめに、貴社の事業内容や従業員数等についてお聞かせいただけますか。

当社は、主に全国紙の新聞を印刷する会社です。

大阪府茨木市に本社と工場があり、その他にも神戸工場、京都工場と合計3つの事業場があります。

従業員数は茨木の本社と工場で約60名、神戸と京都でそれぞれ約45名ずつ、合計すると約150名の会社です。

全社的な平均年齢は40代前半ですが、京都工場は年齢層が少し若く、30代後半が平均になります。

また、ほとんどの従業員が男性で、女性は1割未満という男女比の構成です。


産業保健活動について、課題に感じていたことはあったのでしょうか。

当社は5年連続で「健康経営優良法人(中小企業部門)」の認定を受けておりますので、基本的な産業保健活動はすべて実施しています。

例えば、健康診断の受診率とストレスチェックの受検率は100%ですし、その他の福利厚生も充実させてきましたが、従業員の健康意識向上になかなかつながらないことが課題でした。

当社は印刷業であり、事業場は工場ですので、多くの作業機械を使っています。

そこで、従業員の安全確保の観点から、しっかりとした職場巡視を産業医に行なってもらいたいと考えていました。

また、メンタルヘルス不調の予防・対策にも、より一層力を入れていきたいという考えから、3つの工場の全てで産業医を選任しました。


50名未満の工場であっても、産業保健活動は大切にしたい

衛生講話の様子


工場によっては、50名未満でも産業医を選任していますが、その理由についてお聞かせください。

神戸と京都の工場は従業員が50名に満たない事業場ですので、本来であれば産業医の選任義務はありません。ですが「産業保健活動の大切さはどの事業場であっても同じ」という考えから、3工場すべてに産業医を導入しています。

また、当初はいろんな産業医の先生を見てみたいという思いがありましたが、結果として3工場とも同じ産業医の先生を選任することになりました。


産業医を選任する際、どのような医師を希望されていましたか。

産業医の選任を機に、より一層メンタルヘルス不調の予防・対策に力を入れたいと考えていましたので、従業員にとって「話しやすい・相談しやすい産業医」が希望でした。

エムステージに紹介してもらえた産業医は、女性医師の方でとても話しやすく、当社の産業保健活動に寄り添ってくれる存在です。

先生の専門科は内科ですが、メンタルヘルス対応にもとても詳しいので、心強いと感じています。


産業医の選任から1年。従業員の健康意識向上を実感

実際に産業医と活動をすすめてみて、どのような感想をお持ちですか。

当初は3工場で別々の産業医を選任するつもりでいましたが、結果的に同じ産業医の先生を選任して良かった点もあります。

その理由は、産業医が3工場の働き方や健康状態を把握していることで、もし課題があれば、全社的な対応を行うことが可能になったからです。

その他にも、3工場それぞれの産業保健担当者と、産業医との間でコミュニケーションが取りやすいというメリットがありました。

現在では、安全衛生委員会で討議したことや職場巡視の指摘事項などを3工場間で共有するなど、産業医との活動をより効果的なものに出来るよう取り組んでいます。

その際には、各種報告書のアップデートと管理が行える「Mconnect」を活用しており、こちらもとても便利だと感じています。


今後の産業保健活動や健康経営について、意気込みをお聞かせください。

産業医の選任から丸1年経過しましたが、毎月の安全衛生委員会では従業員から積極的に産業医に質問する場面が増えましたし、二次検査の受診状況も良くなったことなど、従業員の健康に関する意識が向上していることを実感しています。

そしてこれからは、たとえ健康に不安の無い従業員であっても、いつでも産業医に相談が出来る体制を作っていきたいと考えています。

また、現在は管理部が中心となって産業保健活動を進めていますが、今後は安全衛生委員会のテーマ選定や職場巡視の対応等に、各部署の所属長や衛生管理者が積極的に参加してもらうようにしていきたいです。

従業員には健康への意識をより一層向上してもらい、産業医と連携しながら産業保健活動を進めていきます。

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