〈今中株式会社様〉「働きやすい職場づくり」を通じ、全社的に健康意識を向上

総合貿易の老舗商社、今中株式会社が、エムステージの産業医紹介・サービスを活用し、産業保健活動を進めています。

世の中の変化に対応した働き方の導入や、会社全体で取り組む衛生活動等についてお聞きしました。


従業員の働きすぎを防止するため「帰りやすい」職場を実現


はじめに、貴社の事業形態や社風について教えていただけますか。

当社は乳製品・農産品・化成品・電子材料など、幅広い原材料を海外から輸入し、国内の大手メーカーに販売を行う貿易総合商社です。

創業は明治14年(1881年)。貿易商社として世界とかかわり続け、140年の歴史があります。

従業員数は75名程度ですので、社風としては少数精鋭が活躍するアットホームな雰囲気。

また、海外とのやりとりで仕入れを行なっていますので、社内では英語や中国語が飛び交っています。


従業員の方の働きやすさを向上させるために取り組まれていることをお聞かせください。

業務量と労働時間の平準化には力を入れています。

営業担当者・事務担当者それぞれ担当先数や事務量に強弱があったので、その内容を見直すことによって業務量のばらつきを減らし、併せて労働時間が平準化されるよう働きかけをしています。

そして、安易な早出や残業を無くすため、それまで全員に配布していた入館カード(セキュリティカード)を回収。一部の管理者のみが所持できるようにしました。

また、「帰りやすさ」にも注目し、17:20以降であれば、終業時刻の18:00を待たずに退勤をOKにしています。

これに関しては就業規則にも記載しています。

その他、テナントビルの方針として、会社敷地内は全面禁煙になっていますが、この点については非喫煙者・喫煙者の双方の意見に耳を傾けつつ方策を検討しています。


健康管理や産業保健活動で課題に感じていたこがあれば教えていただけますか。

ひとつは先述したように、業務量のばらつきの影響で自分のその日の仕事に目途がついても周囲に気兼ねして退勤をためらうケースが少なくなかったこと。

個々人の業務量を適正に再配分したこと、管理職が率先して早めに退勤するようにしたことで気兼ねなく退勤できる環境になりました。

また、紙媒体で行なってきた事務作業も多かったため、ストレス削減を目指してこちらも見直しと改善を行なって来ました。

当社は少人数で運営している会社ですので、ひとり一人の存在意義も大きく、「体調不良等による欠員は避けたい」「従業員ひとり一人の健康を大切にしたい」という理由から、「働きやすい環境づくり」に力を入れてきました。


コロナ禍、従業員の働き方に変化はありましたか。また、産業医と連携して取り組んだ感染症対策についてお聞かせください。

ペーパーレス化ならびに業務のシステム化を推進し、一定のレベルでテレワークを導入しました。

オンラインのツールを活用することで、生産性を維持しつつ、働き方の変化に対応。

さらには、通勤時の「密」を回避する目的で時差出勤の制度を導入しています。

また、産業医と連携し、感染症対策にも取り組みました。

具体的には、面談を通じた従業員への健康支援と、衛生講話による感染症の予防指導をしてもらい、感染症対策に関する従業員のリテラシーを向上させることができました。


産業医の活動を通じ、全社的な健康施策に取り組みたい

産業医を探す際、どのような医師をご希望でしたか。また、エムステージのサービスを選んでいただいた理由も教えてください。

女性従業員が健康について相談しやすいよう、女性かつ精神科が専門の産業医を希望していました。

選任のきっかけは東京本社の従業員数が50名に達したことにありますが、当社として希望する産業医を選任できたことは嬉しいですね。

また、人づてにエムステージの産業医紹介サービスを知ったのですが、サービスを選んだ理由は、担当者の方が産業保健に関する豊富な知識を持っていたこと。そして、その知識を基に適切なアドバイスをもらえたことが決め手になっています。


実際に産業保健サービスを利用してみて、成果や手応えはいかがでしょうか。

やはり、いざという時に頼れる産業医が存在していることと、産業保健活動について的確なアドバイスとサポートを行なってくれるエムステージ社があることは、とても心強いと感じています。

産業医紹介サービスを利用してみて実感している効果としては、健康診断を受診した従業員に対して、手厚いフォローが出来るようになりました。

また、労使ともに健康経営への意識がさらに高まったことで、上司や部下などの間でも、何気ない声掛け等を通して、互いの変化に気づけるようになってきました。


最後に、今後の産業保健活動について、意気込みをお聞かせください。

健康を維持するためには、会社の中の活動だけでなく、従業員それぞれの家庭においても健康を増進していくことが必要だと考えています。

そこで、配偶者の健康診断を促す取組みも検討しています。

また、活動を通じて、心と身体と時間に余裕を持ち、健康維持にも自然と意識が向かうようになることが理想です。

そのためには、まず社内の状況をしっかり把握した上で、今後もエムステージや産業医の先生からアドバイスをもらいつつ、より一層、健康施策に取り組んでいきたいと思いっています。

サンポナビ編集部

サンポナビ編集部

企業の産業保健を応援する『サンポナビ』編集部です。産業医サポートサービスを提供している株式会社エムステージが運営しています。 産業医をお探しの企業様、ストレスチェック後の高ストレス者面接でお困りの企業様は、ぜひお問い合わせボタンからご相談ください。

関連記事


\導入数4,600事業場!/エムステージの産業保健サービス